ドライバーを選ぶには自分のヘッドスピードに合ったドライバーを選ぶ必要があります。
今回は自分のヘッドスピードを理解することに合わせて、各メーカーのオススメドライバーについて紹介したいと思います。
ヘッドスピードの測定方法
ヘッドスピードを測定するには、自分で測定器を購入して測るか、大きめのゴルフショップで測定する方法があります。
測定器の価格はピンキリで1,000~30,000円です。
測定器を購入してまで測定したくないのであれば、手軽に測定できるゴルフショップでの測定が良いです。
ゴルフショップで測定してもらうと、ヘッドスピードだけでなくボールのスピン量なども測定してくれるのでおすすめです。
ヘッドスピードが40m/sが普通の速度で、早ければ45~50m/s、遅ければ30~40m/sが目安となります。
ヘッドスピードが速い人
ヘッドスピードが45~50m/sとプロ並みに速い人の利点はボールへのインパクトが強く、ボールの初速が速くなるため、飛距離を伸ばすことが出来ます。
ただ、悪い点としては、余計なバックスピンがかかりやすくなってしまう点と弾道が高くなってしまう傾向にある点で、悩みの一つでもあります。
弾道が高く、余計なバックスピンがかかってしまった場合、せっかくの初速の速さで生み出されるはずだった飛距離も失われている可能性があります。
ヘッドスピードが速い人向けのドライバーは、硬いシャフトでロフト角が小さいドライバーとなります。
シャフトのフレックスには「L、A、R、S、X」の5段階がありフレックスが「X」の場合、最も硬いシャフトとなります。
ヘッドスピードが45~50m/sの場合、インパクトを伝えやすくするためS~Xが選ばれやすいです。
ロフト角とはクラブフェースの角度の事で、ドライバーであれば8度~16度の角度が0.5~1度刻みであります。
ヘッドスピードが45~50m/sの場合、高い弾道にならないよう8°~10.5°が選ばれています。
ヘッドスピードが遅い人
ヘッドスピードが30~40m/sと遅い場合であっても、ヘッドスピードが遅い人向けのドライバーを選ぶことで飛距離は格段に上がります。
ヘッドスピードが遅い場合は、ボールにインパクトを伝えることが出来ないため、弾道が低くなってしまいます。
ただ、利点としては、無駄な力が入らないのでスムーズにスイングできるのと、余計なバックスピンがかからないためボールが左右に流れずに飛距離を無駄にしない点があります。
これを踏まえてドライバーを選ぶと、飛距離は格段に上がります。
ヘッドスピードが遅い人向けのドライバーは、柔らかいシャフトでロフト角が多少あるドライバーとなります。
ヘッドスピードが30~40m/sの場合、フレックスは「L~A」にすることで適度にしなってくれます。
よって、スイングで生まれるしなりによりヘッドスピードが上がるのと、ボールに当たる瞬間にヘッドが上がるので、弾道が高くなりやすいです。
ロフト角を11度~13度にすることで、ボールに当たる角度が高くなるため弾道が高くなります。
テーラーメイドのおすすめドライバー
TaylorMade Golf(テーラーメイドゴルフ)は、14度のメジャー優勝と79回のPGAツアー勝利を果たしたタイガーウッズが使用しているドライバー「M3 460 DRIVER」を作成したゴルフ用品メーカーです。
創業当初からメタルウッドを主力商品としておりM3 460もヘッドにはチタンが使われている。
そんなテーラメイドゴルフの新作をヘッドスピードが速い人向けのドライバーとヘッドスピードが遅い人向けのドライバーとで分けて紹介していきます。
M3 460 DRIVER
「M3 460 DRIVER」は、ヘッドスピードが速い人向けのドライバーです。
フレックスは「S」と硬めで、ロフト角は9.5度と10.5度の2種類があります。
弾道が上がりやすいようなら9.5度を選ぶことをおすすめします。
ヘッド体積は460ccで、現在のゴルフのルール上で最大の大きさとなっている。
そのため、スイングすると大きな遠心力を生み出すことが出来るので、ボールに大きなインパクトを与えることが出来ます。
また、接触面が広くなるので、打点がずれても飛距離が確保できます。
M4 D-Type Driver
「M4 D-Type Driver」は、ヘッドスピードが30~40m/sくらいのヘッドスピードが遅い人向けです。
フレックスは「S」「SR」「R」の3種類があり、シャフトの硬さでいうと真ん中に近い3種類となります。
ロフト角はM3 460と同じで9.5度と10.5度の2種類があります。
スイングした時の重さは、D2~D2.5とM3よりも軽く感じられるので、無駄な力が入らずにスイングすることが出来ます。
フレックスは「R」、ロフト角は「10.5」を選ぶことで、ヘッドスピードが遅くても飛距離を稼ぐことが可能です。
ただ、ヘッドスピードが遅い人には、伸びしろがあります。練習を重ねるにつれ、ヘッドスピードが5~10m/sくらいは簡単に上がってしまうので、こまめにヘッドスピードを測定して、シャフトの硬さが自分に合ったドライバーを購入することをおすすめします。
ゼクシオのおすすめドライバー
XXIO(ゼクシオ)とは、ダンロップの2大ブランドのうちの一つです。
ダンロップには、ゼクシオとSRIXON(スリクソン)の2つのブランドがあり、初心者からスコアが90を切るか切らないかくらいのゴルファー向けのブランドがゼクシオです。
ゼクシオの最新ドライバーは主に2種類あり、優しく飛ばしたいゴルファー用の「XXIO X(ゼクシオテン)」と叩いて飛ばすゴルファー用の「XXIO X Miyazaki Model」があります。
XXIO X(ゼクシオテン)
「XXIO X(ゼクシオテン)」には、ドライバーの芯に当たるように設計された「Smart Impact Shaft」とゴルファーの打点分布を元に作られた「Hi-Energy Impact Head」など、シャフトとヘッドに工夫がなされています。
「Hi-Energy Impact Head」のおかげで、多少ずれても飛距離を伸ばすことができるよう設計されており、初心者向けです。
フレックスは通常生産の場合「S」「SR」「R」の三段階あり、ロフト角度はフレックス「S」には9.5度と10.5度があり、フレックス「R」には10.5度と11.5度があります。
したがって、ヘッドスピードが速いゴルファーならフレックス「S」でロフト角度9.5度のものを選び、ヘッドスピードが遅いゴルファーならフレックス「R」でロフト角度11.5度を選ぶことで飛距離が安定して伸ばすことが出来ます。
XXIO X Miyazaki Model
「XXIO X Miyazaki Model」は、ヘッドスピードが速い人向けのドライバーです。
「Smart Impact Shaft」と「Hi-Energy Impact Head」は上記のゼクシオテンと同じく搭載されていますので、シャフトはドライバーの芯でボールを捉えるように設計されており、多少芯からずれても飛距離が出せるように作られています。
フレックスは通常生産で「S」「SR」の2種類のみで、ロフト角度はフレックス「S」には9.5度と10.5度があり、フレックス「R」には10.5度があります。
Miyazaki Modelの場合、クラブ総重量が上記のゼクシオテンよりも24g重くなっており、ゼクシオテンでは満足できないゴルファー向けに作成されたドライバーです。
PINGのおすすめドライバー
PING(ピン)は世界的な大企業のエンジニアだったカーステン・ソルハイム氏が創設したゴルフ用品メーカーです。
自身のゴルフ好きが高じてパターを自ら設計したことが創業のきっかけになりました。
現在では、世界的に有名なゴルフ用品の一大ブランドとなっています。
最新のドライバーはG400シリーズで「G400 MAX」「G400 STD」「G400 SFT」「G400 LST」の4種類があり、3つの力をコンセプトに設計されました。
G400 STD
「G400 STD」はスタンダードタイプです。
ヘッドには「ブレない」「抵抗しない」「反発する」をコンセプトにした機能が備わっており、ミスしても飛距離が稼げる「ブレない」設計と、空気に「抵抗しない」よう空気抵抗を抑えた設計と、フェースのたわみを利用して「反発する」設計で飛距離を伸ばすことが出来ます。
また、「G400 SFT」は右へ飛んでいくようなミスショットを極限まで抑えるように設計されており、「G400 LST」は極限までスピンを抑えた低スピンタイプのドライバーとなっています。
G400 MAX
「G400 MAX」は「G400 STD」よりもさらにブレずに飛距離を伸ばすことが出来る設計がなされています。
また、PING史上深低重心であるため、簡単に弾道を高く上げることが出来ます。
ヘッドスピードが遅い人の場合、弾道を上げて飛距離を稼ぐ必要があるため、このドライバーもおすすめです。
クラブを買うならネットがおすすめ
ゴルフクラブはドライバー1本だけでも数万円します。
なので、できるだけ安く買いたいところ。
一般の店舗で買うより、ネットで買った方が価格的には安いのでネットで買うことをオススメします。
ゴルフクラブはどこで買っても同じ製品ですので安心です。
物によっては1〜2割も価格が異なることもあります。
ヘッドスピードを念頭に置いたドライバー選びをしましょう
今回は、ヘッドスピードを考えながらシャフトとロフト角度でドライバーの選び方を紹介しました。
自分に合ったドライバーは良いショットに繋がりますので、ヘッドスピードを把握することをおすすめします。
また、ドライバーの選択も大事ですが、全体的なクラブセッティングも大事です。