皆さんのクラブセッティングはどのような組み合わせでしょうか。
「クラブセットを買ったまま」
「なんとなくあるもの」
という初心者の方、クラブセッティングを考えるだけでもスコアアップの可能性があります。
ゴルフは18ホールを14本のクラブでいかに打数を少なく終えられるかをきそうスポーツです。
「14本のうち、1〜2本はほぼ使用していない」なんて方も多いのではないでしょうか。
使用していないクラブがあれば、そのぶんだけゴルフの幅が狭くなってしまいます。
なので、14本のクラブをどのように使用するかを考える必要があります。
今回は、クラブセッティングの考え方について紹介していきたいと思います。
理想のクラブセッティングとは何か
まず前提として、理想のクラブセッティングとは何かを知る必要があります。
それは、
どのようなシチュエーションに対しても、「このクラブでこのスイングをする」という対応策が自分の中にあり、そのクラブが14本の中で対応できるクラブセッティングが理想となります。
こちらを前提に理想のクラブセッティングに向けて一緒に考えていきたいと思います。
また、コースでは飛距離計を使用することをオススメします。
GPSとレーザーがあります。
各クラブの飛距離を把握する
まず、自分の各クラブの飛距離を把握する必要があります。
ショットの力加減は7〜8割のスイングが理想です。
たまに会心の一打の飛距離を自分の飛距離としようとする方がいますが、コースでその一打を出せるかというとおそらく出すことができないと思います。また、コースでフルスイングしようとすると力んでミスショットにつながります。実際は7〜8割の力で打つことが安定したスコアを出す秘訣でもあります。なので、飛距離の把握としては7〜8割の力加減をベースに考えます。
私の場合は以下となります。
5番ユーティリティーで200Y
7番アイアンで160Y
9番アイアンで130Y
といった具合です。
自分の飛距離を紙か何かに書き出すと簡単に整理できますのでオススメです。
得意なクラブ、不得意なクラブを理解する
自分のクラブの飛距離が整理できた次に考えることは、自分の得意不得意について把握することです。
もしアイアンが苦手なのであれば、5番や6番アインを抜いてユーティリティへ入れ替えたり、
フェアウェイウッドが苦手なのであれば、ユーティリティの本数を増やすなどが考えられます。
私の場合も、フェアウェイウッドが苦手でアイアンの方が自信があったので、5番ウッドを3番ユーティリティに変更して、シャフトをスチールにしてアイアンのように振れるようにしました。
そうすることで、ロングホールの2打目を自信を持ってスイングできるようになりました。
ですので、今あるクラブで戦うのではなく、自分にあったクラブセッティングを選ぶようにしましょう。
ショットバリエーションでカバーする
全ての距離を14本の7〜8割ショットで対応することは不可能です。
各クラブの間で空いている距離については、ハーフショット等の練習をしてカバーしていく必要があります。
ですので、ショットのバリエーションの幅を広げることはゴルフの幅を広げることにつながります。
私は、全てのアイアンで100Yを打てるような練習をしてショットの力加減のバリエーションを体に染み込ませています。
また、ショットも大事ですが、アプローチのバリエーションは非常に大事です。
グリーン周り60Y以下の距離はピン位置が手前か奥にあるかでボールを上げて止めた方が良いのか、低く転がした方が良いのか変わってきます。
グリーン周りは傾斜があったり、バンカー越えがあったりとシチュエーションは様々です。
なんとなくアプローチをしている方は、ぜひ様々なシチュエーションを想定して、その場合のアプローチを自分の中で決められるように練習してみましょう。
クラブセッティング案
それでは、クラブセッティング案を紹介していきたいと思います。
アイアンが得意な場合
アイアンが得意な方は、アイアンでできる限り距離を合わすことができるように組み合わせします。
200Y以下の距離をアイアンで狙い打ちできるのであれば、ミドルではドライバーを軽く打ってフェアウェイに落とし、そこからグリーンを狙うことができます。
アイアンが苦手な場合
アイアンが苦手な場合は、ユーティリティを多く入れましょう。
また、ユーティリティを3本入れ、ユーティリティのスイングを体に染み込ませられるようにしています。
中〜長距離は無理にアイアンを使用せず、ユーティリティを軽く振って合わせることでミスショットを防いでいきたいです。
最後に
クラブセッティングはゴルファーにとっては永遠の課題です。
プロゴルファーもコンディションによってセッティングを変えています。
技術の上達、筋力の増加、逆に筋力の低下によって自分の飛距離が変わりますので、定期的にクラブセッティングは見直す必要があります。
また、コースによってもクラブセッティングを変える場合もあります。
フェアウェイが広くのびのびと打てる場合・狭くて正確性が求められる場合や、ラフが深い、高低差が多い等々コースによっても使い分ける方もいます。
クラブセッティングを考えると金銭的に、、、という悩みがありますが、クラブをネットで安く購入する等やりくりしていきましょう。