ゴルフをする人にとっては有名な話ともいえますが、タイはゴルフ天国といわれるほどにゴルフに力を入れているのです。
タイに駐在する日本人の中には、週末の度にゴルフに興じるという人もいるほどにゴルフがポピュラーなスポーツに位置付けられているのも特徴的なことといえるでしょう。
日本でもゴルフ好きな人はいますが、毎週末のようにコースに出る人はそこまで多くありません。
気になるのは、日本とタイのゴルフの相違点かもしれません。
もちろん、スポーツとしてゴルフを見た場合には、ルールや決まり事などに違いはなく、日本でプレーするのと同様に楽しむことができます。
しかしながら、タイならではという点もいくつかありますので、知識として身につけておきたいものです。
キャディ
格段に違うといえば、キャディの果たす役割の大きさです。
日本でゴルフを楽しむ場合には、あまりキャディに頼ることはありません。
プレーヤーが自らの責任と判断のもとで、クラブ選びや風向き、グリーンの傾斜なども見ていかなくてはならず、それが当たり前にもなっています。
一方、タイでプレーする場合には、キャディがさまざまな面でアドバイスや助言をしてくれるのです。
タイでは一人のプレーヤーにつき、一人のキャディがつくという点も日本と大きく異なる点といえるのではないでしょうか。
キャディによっては、日よけ傘を持ってくれることはもとより、ボールの行方を追ってくれたり、キャリーバッグを持ってくれたりなどとプレーヤーにとっては、痒い所に手が届く存在となってくれます。
タイのキャディにとっても、日本人プレーヤーにつくことを楽しみにしている人は多いとされます。
その理由として、日本人はチップの額も大きいなど羽振りの良さが気に入られているのです。
加えて、指名されればチップの額も余計に大きくなるだけに、キャディとしての仕事にも気合いが入ることになります。
キャディにとっては、如何にして日本人プレーヤーに選んでもらえるかということを意識しているのも事実です。
気候
タイがゴルフ天国と称される理由はキャディの存在だけが理由ではありません。
気候面でも日本よりも恵まれていることに起因しています。
常夏と呼ばれる国であるだけに暑さは半端なものではありませんが、その分薄着でゴルフを楽しむことができます。
日本の冬のように寒さに震えながら、プレーをする必要性がないのです。
いわゆるスコールにあったとしても、数時間待つことで、プレーを再開することは可能。
日本のゴルフ場のように、ある程度の身だしなみを整えていかなければならないというような雰囲気がないのもタイの魅力です。
Tシャツに短パン姿でも何の違和感もなくプレーを楽しむことができます。
あまりにもラフ過ぎるところに慣れるまで時間を要するという日本人もいるのではないでしょうか。
価格
日本人プレーヤーにも人気を集める理由には、リーズナブルな価格も挙げられます。
日本では、コースに出て楽しむことで、少なくとも数万円の費用がかかることは避けられません。
高いコースともなれば、十万円を超えるようなケースも珍しくありません。
一方のタイでは、キャディへのチップを含めても、概ね8,000円程度で済ませることが可能です。
単純に比較した場合、日本よりも圧倒的に安あがりといえるでしょう。
アクセス
加えて、タイのゴルフ場は近くにあるという点も見逃せないポイントです。
首都であるバンコクから車で1時間以内の場所に人気のゴルフ場が点在しています。
日本と共通していることは、早朝からスタートするというところ。
好きなゴルフを早い時間からスタートすることができるというのもタイでゴルフが盛んな理由の一つです。