どう変わったの?失敗しないために知っておきたいゴルフ新ルール

知っていましたか?ゴルフのルールが新しくなりました。

変更されたルールによって、恩恵を受けられるかもしれないですし、初心者の方はこれをきっかけにルールに詳しくなってもらえたらと思います。

どのルールが変わったのか、どんな内容に変わったのか、変更点や知って活用したいルール、新旧のルール比較などを紹介していきたいと思います。

ゴルフ新ル-ルの変更点

2019年より新ルールが適用されるようになりました。
コース内の名称・概念の変更されており、それに伴ってルールの変更もあります。

コース内の呼び名が変更

5つのエリアに変更されています。

ティーングエリア、ペナルティーエリア、ジャネラルアリア、バンカー、パッティングエリアの5種類です。
ウォーターハザードという呼び方は、ペナルティーエリア呼ぶように変更されました。

スロープレーの減少を目指した改正

ボールを探せる時間が短縮されたり、ストロークに関する内容が変更されていますが、目的としてはスロープレーとならないような改正となっています。


知っているとかっこいいゴルフ新ルール

今回のルール改正は比較的、ゴルファーファーストなルールに変更されています。

プレーのスムーズさにも関わるルールを知っていると、スマートにラウンド進行することができので、同伴競技者の評価もよくなることも。

特に知っておくと便利な新ルールを紹介します。

コース内の名称変更

ティーンググラウンド → ティーングエリア
ウォーターハザード → ぺナルティエリア
バンカー → バンカー(変更なし)
グリーン → パッティンググリーン
上記以外の場所 → ジェネラルエリア

ドロップの高さの変更

肩の高さ → 膝の高さ

パット時の旗竿の扱いの変更

旗竿を残したままストロークと決めて打った場合は、旗竿に当たって入っても無罰に変更。

ペナルティーエリア内の処置の変更

バンカー内の葉や石などに触れたり、取り除いても無罰に変更。

ボールの確認方法の変更

同伴者の立ち合いがなくても、ボールの確認が可能に。

ショット順の変更

安全が確保されていれば、準備のできたプレーヤーからプレー可能に。

知っておくと得をする?!ゴルフプレーの新ルール

ルール改正によって、スコアが減るというような得というわけではありませんが、過酷な状況のままプレーを続ける必要がなくなったり、救済時の手間が省けたりとわかりやすくかつ幅のあるルールとなったことで、スムーズに進行しやすくなり、各プレーヤーのプレーの選択の可能性が広がることで、全体的に好循環となります。

救済時の変更

ドロップ位置の選択の幅が広がり、ドロップ後のボールの扱いも簡素化されたことで、再ドロップする可能性が大幅に減少へとつながりました。

パット時の変更

パット時には、旗竿を立てたままストロークが可能となったことで、グリーン上のストロークで旗竿に当てて入れるというような強めに打つことも可能に。

スパイクや旗竿でのひっかき傷など、グリーンの傷もほとんど修復可能になりました。

ペナルティーエリア内の処置の変更

打ち出すことが難しい場合などを考慮し、バンカーに入った場合はアンプレヤブルを宣言すれば、2打罰にてホールとボールを結んだ後方線上のバンカー外にドロップ可能になります。

ボールの確認交換方法の変更

ジェネラルエリアであれば、ボールが埋まっていた場合でも無罰で救済可能。
1クラブレングス以内のジェネラルエリアにドロップしてプレー再開できるように。

またルールに従って救済を受ける場合、無罰の救済であってもボールの交換をしてプレー再開が可能となります。


どこが変わったの?新旧ゴルフルール比較

ルール改正時は、どんなことであっても戸惑ってしまうものです。
覚えていたルールと比較して、変更点を上書きして理解することで対応しましょう。

大きな変更項目やよく起こるシチュエーションに関わる変更点を中心に比較してみます。

変更項目:ボールを探す時間

改正前:5分間
改正後:3分間

時間が短縮されたことで、進行がスムーズに。
3分以内に見つからなければ紛失球扱いとなります。

変更項目:ボールの確認

改正前:マーカーや同伴競技者の立ち合いが必要
改正後:マーカーや同伴競技者の立ち合いが不要

ボールの位置をマークして、泥などが落ちないように拾い上げ確認する。
確認が難しい場合は、確認ができるところまで泥などを落とすことができる。

合理性がないのにマークせずに拾い上げると1打罰、
間違って球を取り替えたり誤所からのプレーは2打罰となります。

変更項目: 旗竿の扱い

改正前:グリーン上のストロークの場合は抜かなければならない。
改正後:グリーン上のストロークの場合は宣言すれば抜かなくてもよい。

抜かないと宣言している状態で、
キャディや同伴競技者が抜いてしまった場合プレーヤーに2打罰、
明らかに旗竿に当たらないとわかってから抜いた場合は無罰となる。

変更項目:ドロップの方法

改正前:肩の高さから真下に落とす
ドロップしたボールが2クラブレングス以内であればインプレー
改正後:膝の高さから真下に落とす
    ドロップしたボールが救済エリアから出た場合は再ドロップ、
    再ドロップしたボールも出た場合は最初に地面に触れた場所にプレース。

救済エリアから出たボールをそのままプレーすると2打罰となります。

変更項目:ボールを探しているときに動いてしまったボールの扱い

改正前:探しているときに足などに当たり動かしてしまった場合、1打罰。
改正後:探しているときに足などに当たり動かしてしまった場合、無罰。

元の位置にリプレースすれば、無罰。
リプレースせずにプレーした場合は、2打罰となる。

まとめ

2019年からの新ルールは、わかりやすくするためとプレー時間の短縮化を目的として実施されています。

それでも救済時の扱いやボールを動かすことに対してのルールはややこしいと感じる部分もあります。
また初心者ゴルファーにとっては、知らないことも多くあるのがゴルフのルールです。

間違ってプレーをしたら罰を受ければいいというものではなく、ゴルフは間違わないようにプレーするのがマナーという前提のものです。
こういったマナーとルールが噛み合って成り立っているのがゴルフというスポーツですね。

 

また、ルールの他にマナーについても知っておいた方が良いことも多くあります。

知っておいて得するマナーについて記事を書いていますので、合わせてご覧ください。






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